2000年。大学一年生の頃、僕はまだ18歳。

4月からの一年間、寮で生活、
ひどいところでした。


10時半の門限。点呼あり。
食堂は午後7時半まで、
お風呂(大浴場でした)は8時を過ぎると
シャワーからお湯がでない。
トイレは共同。和式。
テレビ持ち込み禁止。
ドライヤー持ち込み禁止。
部屋の広さ3.8帖。
その中に錆びた2段ベッド。
学習机。
何も入れたいとは思えないむやみにでかいタンス。
いつも誰かが使用しててろくに使えないコインランドリー。
使用できてもいたずらされないか不安不安でしかたない。
エアコンなし。


毎晩部屋にこもってラジオと読書にふけてました。
ミュージックスクエアなんて毎晩聞いてました。


そんなプリズンもなんと去年リニューアルされてたことが判明。
ある種のプリズンブレイク
けっこうショッキングです。
あの劣悪環境が誰かの記憶にしかもう存在しないとは。
今ではネット環境も整い、
風呂もトイレも部屋の中にある模様です。
我慢して入学した大学であんなに不便な思いをするとは
想像してなかったんだyo。


話はかわって、最近ここ数年の自分のことを考えることがありますけど、
だいたい結論に至り、
それは僕が失ったのは時間で、他に失ったものはそれほど多くはない。
手に入ってないものや身に付いてないものが山積してるから。
と言った具合です。
いろいろ取り返しつかんわって思うことが、
やっと体感できはじめてきた気がする。
これはけっこう残酷です。